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Altera(Intel)のFPGA開発ツール「Quartus Prime」をUbuntuにインストールする

【更新履歴】
2018/06/05 Quartus Prime 18.0に対応
2017/11/08 Quartus Prime 17.1に対応
2015/11/10 Quartus Prime 15.1に対応
2015/05/21 Ubuntu 15.04に対応
2015/05/10 新規公開

Quartus PrimeをUbuntu (64bit版)にインストールします。
PCにUbuntuをインストールする方法については、「PCにUbuntu 18.04 (Bionic Beaver)を「軽量化」インストールする」を参照してください。

Quartus Primeのダウンロード

ここでは、無料で使用できるQuartus Prime Lite editionをダウンロードします。

Quartus Prime ライト・エディション ダウンロード・センター

ここから、最新バージョン、Linux版、「ダイレクト・ダウンロード」「一式ファイル」を選択してダウンロードします。ダウンロード時にログインが必要です。まだユーザーアカウントを取得していない場合は新規登録してください。

今回は Quartus-lite-18.0.0.614-linux.tar をダウンロードしました。バージョンアップされている場合、以下の説明のバージョンの部分を読み替えてください。このページに書かれているMD5チェックサムは後で照合するために書き留めておきます。

Quartus 18.0 & Ubuntu18.04 の場合の不具合対策

Ubuntu 18.04環境ではlibpng12.so.0 がないというエラーが出ます。
libpng12-0はbionicのリポジトリには含まれないのでxenialリポジトリを追加してインストールします。

sudo rnano /etc/apt/sources.list

以下の行を追加して保存します。

deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu/ xenial main restricted universe multiverse

sudo apt-get update

sudo apt-get --no-install-recommends install libpng12-0

インストール

インストーラーを展開するためのディレクトリを作ります。
端末で、

mkdir -p ~/quartus-installer

このディレクトリに先ほどダウンロードしたファイルをファイルマネージャ等で移動します。

cd ~/quartus-installer

MD5Sumをチェックします。

md5sum Quartus-lite-18.0.0.614-linux.tar

tar xf Quartus-lite-18.0.0.614-linux.tar

bash setup.sh


「Next」をクリックします。


「I accept the agreement」にチェックして「Next」をクリックします。


インストールするディレクトリを設定して「Next」をクリックします。(デフォルトではホームディレクトリ/intelFPGA_lite/バージョンNo./ になります。)


Ubuntu 18.04 環境でのバグ回避のため、「Quartus Prime Help」と「ModelSim」はチェックを外し、後でインストールすることにします。


「Next」をクリックします。


インストールが始まります。


デフォルト設定で「Finish」をクリックします。


インストール後最初の起動時にこの画面が出ます。「Run the Quartus Prime software」を選択して「OK」をクリックします。起動したらここでは一旦終了します。

次に、Quartus Helpをインストールします。

cd ~/quartus-installer/components

./QuartusHelpSetup-18.0.0.614-linux.run


「Next」をクリックします。


「I accept the agreement」にチェックして「Next」をクリックします。


Installation DirectoryがデフォルトではintelFPGA/18.0になっているので、本体をインストールしたディレクトリに合わせてintelFPGA_lite/18.0に修正します。


「Next」をクリックします。


「Finish」をクリックします。ウィンドウが閉じた後、ターミナルに制御が戻ってこない場合はCtrl-Cで終了します。

インストール後、デスクトップフォルダ(/home/ユーザー名/Desktopまたは/home/ユーザー名/デスクトップ)に「Quartus Prime xx.x Lite Edition」というランチャーアイコンができます。これをファイルマネージャでダブルクリックすると起動します。

コマンドラインで実行できるようにするため、~/.profileの末尾に以下のように書き込みます。(バージョン名は読み替えて設定してください。)

nano ~/.profile

PATH=$PATH:$HOME/intelFPGA_lite/18.0/quartus/bin

設定は次回のログイン後から有効になります。
ターミナルで「quartus」と入力すると起動します。

Altera BlasterのUSB設定

USB接続でFPGAに書き込めるようにするための設定です。

sudo rnano /etc/udev/rules.d/99-alterablaster.rules

SUBSYSTEM=="usb", ATTRS{idVendor}=="09fb", MODE="0666"

sudo udevadm control --reload-rules

不具合対策

※旧バージョンからの情報です。新しいバージョンでは修正されている可能性があります。

1. 書き込みに失敗する問題

何度も書き込みに失敗する問題が出た場合は、一旦Programmerを閉じてから端末で

pkill jtagd

を実行してから再度Programmerを起動して「Hardware Setup」で「USB-Blaster」を選択しなおします。選択画面に「USB-Blaster」が表示されない場合はそのウィンドウを一旦閉じて開き直します。


2. ヘルプ画面を起動した時、以下のようなエラーが出て機能しない問題

/home/***/intelFPGA_lite/xx.x/quartus/common/help/webhelp/index.htm#quartus/gl_quartus_welcome.htm: そのようなファイルやディレクトリはありません

このエラーが出た場合は、直接、ホームディレクトリ/intelFPGA_lite/xx.x/quartus/common/help/webhelp/index.htm をWebブラウザで開きます。


3. libudev.so.0 not found が出る問題

チェック方法:

sudo pkill jtagd

jtagd --foreground --debug

これでデバッグメッセージに「No USB device change detection because libudev.so.0 not found」と出る場合は、以下の方法でシンボリックリンクを作成します。

sudo ln -s /lib/x86_64-linux-gnu/libudev.so.1 /usr/lib/libudev.so.0